植物の名前には、種の同定状況や分類上の位置づけなどを示す、さまざまな略号が使われています。
ここでは、園芸流通でも見かける、植物の同定や分類に関する代表的な略号をいくつか紹介します。
sp. (スピーシーズ/慣例的にエスピーと読まれることが多い)
種が特定されていないもの。未記載種の場合もあれば、既存の種に同定されていない場合もある。
sp. の後に続けて採集地域名やその植物の特徴などを付加して暫定的な識別名として用いられることがある。
例:Bucephalandra sp. “Kayulapis3” Kalimantan barat
(ブセファランドラ・エスピー・カユラピス3・カリマンタン・バラット)
cf. (コンフェル/慣例的にシーエフと読まれることが多い)
その種に似ているが、同定が確定していないもの。
「〜と比較せよ」。
例:Bucephalandra cf. catherineae from Nanga Pinoh
(ブセファランドラ・シーエフ・カテリナエ・フロム・ナンガ・ピノー)
aff. (アフィニス/慣例的にエーエフエフと読まれることが多い)
その種に類似しているが、同じ種とは断定できないもの。
別種である可能性を示唆する場合にも用いられる。
「〜と近縁・類似」。
例:Begonia aff. ozotothrix
(ベゴニア・エーエフエフ・オゾートスリクス)
subsp. (サブスピーシーズ)
亜種。
ssp.と書かれサブエスピーもしくはエスエスピーと読まれる場合もある。
例:Begonia quadrialata subsp. nimbaensis
(ベゴニア・クアドリアラータ・サブエスピー・ニンバエンシス)