このページの目次
01ベゴニアとは
ベゴニアは、ウリ目シュウカイドウ科シュウカイドウ属の植物です。
世界の熱帯・亜熱帯に広く分布し、現在では認められている種だけでも2000種以上があります。
日本にも江戸時代に大陸から渡来したBegonia grandisが「シュウカイドウ(秋海棠)」として親しまれてきました。
02身近なベゴニアと原種ベゴニア
今日の日本では、主に美しい花を花壇や鉢で楽しむ園芸植物として認知されているベゴニア。
一方、ALATAで主に取り扱うのは、自然界に存在する「原種ベゴニア」です(一部、原種をもとにした交配品種も扱います)。
原種ベゴニアには、葉の形や色彩、模様、質感など、多様な魅力があります。
03自然界のベゴニア
原種ベゴニアと一口に言っても、その生き方はさまざまです。
熱帯雨林の林床だけでなく、渓流沿いの岩場や石灰岩地帯の垂直な岩壁、洞窟の入口など、多様な環境に自生しています。
土に根を張るものもあれば、岩の隙間に根を下ろすものもあり、それぞれの環境に適応した姿を見せます。
04原種ベゴニアの魅力
原種ベゴニアの姿は実に様々です。
色ひとつとっても、深い緑、ライムグリーン、オリーブ、赤、ピンク、銀、モルフォ蝶のような青い構造色を持つもの……。
さらに模様や凹凸や毛などの質感、葉の形、縦に伸びたり横に広がるといった生育型など、その多彩さと美しさには圧倒されます。
ALATAでは、そうした多彩な姿に共通する魅力はやはり「野生的であること」だと考えています。
05栽培に関して ―「溶けやすい」と言われる理由
原種ベゴニアはよく「溶けやすい」と評されます。
実際に栽培が難しい種類も存在しますが、基本的にはそれぞれの性質に合った環境を整えることで、問題なく育てることができます。
GROW GUIDEでも触れていますが、ALATAでは「葉水をしない」ことを推奨しています。
より正確には、「葉が長時間濡れた状態にならないようにする」ということです。
植物は光合成とは別に、昼夜を問わず呼吸をしています。葉が長時間濡れた状態では、ガス交換が妨げられるほか、細菌やカビによる病害のリスクも高まります。
こうした「溶け」が生じる詳しい仕組みは、必ずしも科学的に明らかになっているわけではありませんが、複数の要因が葉の組織を傷めている可能性があります。
実際の栽培でも、長時間濡れた箇所から傷む傾向があるため、それを避ける管理を強く勧めています。
もちろん、熱帯雨林の野生下では雨に晒されますが、自然界では空気の動きなどによって葉の水分が次第に乾いていきます。
栽培環境でも、適切な湿度を保ちながら、葉が濡れ続けないように管理することが大切です。
そして、葉が傷む原因は水濡れだけではありません。温度や水やり、急激な環境変化などにも注意が必要です。
06ベゴニアをもっと知る
ここまでご紹介したのは、原種ベゴニアの魅力のほんの一部です。
ALATAのPLANT RECORDでは、取り扱う原種ベゴニアについて、それぞれの特徴や由来などを記録しています。
気になる植物を見つけたら、ぜひその背景にも目を向けてみてください。
ベゴニアのPLANT RECORDを見る